大本山成田山仙台分院すす払い

  大本山成田山仙台分院ではご信徒各位、ひいては世界中の皆様の平和を願って屋上に不動明王の大仏をご安置しております。
 毎年、年末になりますと大本山成田山仙台分院では屋上にあります不動明王大仏を笹竹と綿布で清めます。一年間、参拝者・寺院をお守り頂いた感謝の気持ちを込めまして、職員総出で、丁寧に掃除をしております。

※すす払いには一般の方も参加することが出来ます。詳しくはお問い合わせ下さい。

日時  12月末  午後より

   -新年目前すっきりと-
 高さ16.5b、重さ25dもある日本一の不動明王が、松島まで見渡せる青葉山・経々峰の展望台に鎮座し、にらみをきかせている。恐ろしいほどの形相を持つ不動明王の汚れを取り除く恒例のすす払いが、仙台青葉区の大本山成田山仙台分院で今も行われた。

 同寺は千葉県成田山新勝寺の分院として昭和57年10月に建立。伊達正宗以前にこの地を400年余治めいた国分氏17代の霊を祭ってい国分氏17代の霊を祭っているため国分寺という名がつけられている。新勝寺の本尊でもある不動明王は、中国の仏師が2年以上の歳月をかけ製作したものだ。

すす払いは、読経の後、青年僧ら5人が竹ざおの先にササの葉を付けた長さ8bもあるはたきを使い、手のひらは直接上に乗りながら布でていねいにふく。

右手の剣は知恵を左手の索(太い綱)は慈悲心を、背後の炎は衆生の煩悩を焼き尽くす火炎を表すという不動明王。今年1年、どれほどの煩悩を焼き尽くしたことだろうか。

 展望台にのぼり仙台市街を見下ろしていると、線香の香りが、かすかに風に乗って漂ってきた。

『河北新報』掲載より